呼吸法について その22  はっこうだより
 


 陽について今日的アプローチを試みたいと思います。
 陽は、目にはっきり見えるもの・凸のもの・プラス・男性・荒々しい力、筋肉でいえば隆起の目立つ体の背面部にある伸筋群で、四足動物でいえば背面の陽のよくあたる面になります。自律神経でいえば交感神経で、身についている生体エネルギーをよく活用し、生存のため闘うという使命を仕事としています。自然でいうと太陽の存在する天体宇宙。
哺乳類として海から陸地に生息するようになって、直接空中より酸素を摂取するようになり、危険から逃げたり、餌のために闘う神経として進化発達してきたもので、副交感神経のあとに産まれたものです。そして、副交感神経は30歳〜40歳代より10歳年を取るごとに15%程その機能が衰え続けるという説は注目に値します。
 年をとる程に急いては事をし損ずるということですね。生理的には、意図的にでも悠々と時を楽しむが如き態度がふさわしいということです。しあわせな長寿者の多い国にしたいですね。
 

  
八光整骨グループ代表 仲矢 良

「 はっこうだより 」に戻 る

「 Home 」に戻 る

Copyright©Health Promotion Co., Ltd. All rights reserved.